【エキタス】ふとんで年越しプロジェクトボランティア体験記【BRIDGE ~雲と草の根の架け橋】

もやい・大西連が呼び掛け人を務め、同団体からも多くのメンバーが参加した越年越冬支援「ふとんで年越しプロジェクト」
こちらにボランティアで参加してくださった、エキタスのミヤナベさんが力のこもったレポートを書いて下さいました! 是非ご一読ください!
エキタスのブログより転載。オリジナル記事はこちら。

初めての草の根型ボランティアに参加して

はじめまして。エキタスのミヤナベと申します。唐突ですが、皆さんはホームレスの人たちが寒空の下、年末年始をどうやって過ごしているかをご存知でしょうか?ホームレス支援をおこなっているNPO法人もやいのホームページには、以下のように書かれています。
「年末年始は「閉庁期間」といって、公的機関がお休みに入ってしまい、生活に困っても必要な制度を利用することが難しくなってしまいます。それを受けて、毎年、例えば都内では、年末年始に生活困窮した人を支えるために、新宿・渋谷・池袋・山谷地域などの各地域で「越年・越冬」と呼ばれる、炊き出し(共同炊事)や夜回り、医療相談や生活相談などの、民間の支援団体による活動がおこなわれます」
http://www.npomoyai.or.jp/20161229/2480

「閉庁」によって公的な支援が利用できない状況になってしまうと、路上で凍死したり餓死したりする人が出る恐れがあります。そういった事態を防ぐため、有志が集まって始めたのが「ふとんで年越しプロジェクト」(ふとんP)です。もやい以外にも様々な団体が参加しています。
まずは街を歩きまわりながら、支援が必要そうだと見受けられる人たちに声をかけます。支援を受ける意志があることを確認できれば、ビジネスホテルなどを借りて、一時的なシェルターとして提供します。このほかにも、他団体からの要請による受け入れも行っています。このシェルター提供に必要な費用は、クラウドファウンディングによって集められます。その後、ボランティアと一緒に今後の方針を話し合い、本人が必要であると判断すれば、年始に役所が開庁されるのを待って、生活保護の申請をおこないます。申請者に同行し、一緒に役所のケースワーカーとの話し合いに参加します。申請が受理されて実際に生活保護費が支給されるまで、約二週間ほどかかりますので、それまでの間のための一時的な宿泊場所が必要になります。通常は、申請を受理した役所が宿泊場所を用意しますが、役所が用意する場所が本人の希望にあわない場合、本人の希望になるべく沿う場所を探して、そういった専門施設とコンタクトを取って、そこに入居できるよう役所と交渉します。これがふとんPの一連の流れです。
その後は、生活保護費内の予算にあった住居を探し、定職を探し、収入を得ることで安定した社会生活を送れるような状況を目指していきます。(もちろん病気など様々な理由から、別の方針をとることもあります。)

とまあ知った風なことを書いていますが、自分はふとんPに参加するまでこういったボランティア活動に参加した経験がありませんでした。3.11以降の社会運動においては、デモや抗議行動、選挙活動への参加などといったことが広く一般に広がり、そういったことに関心が薄かった自分のような人間ですら、参加する機会が結構たくさんありました。それが今やエキタスでは、自分たちのデモの主催する立場です。いわゆる時間と場所を決めて人々が集まり、終われば解散するクラウド(雲)型の社会運動です。一方で、単純にきっかけがなかっただけなのかもしれませんが、個人と顔を突き合わせて地道に活動していくようなグラスルーツ(草の根)型の活動にはほとんど参加してきませんでした。ただ今回はいろいろと思うところがあって参加してみたいという気持ちがあったので、ふとんPのWEB上のボランティア参加者登録入力フォームに必要事項に記入して、ポチっと送信ボタンを押しました。するとすぐに日付ごとのスケジュールが返信されてきました。1/3は~時までに~に集合、1/4は~という具合。来れる日にこの時間にここに来てくださいというわけです。しかし勢いで登録したはいいものの、ここで一抹の不安が頭をよぎります。

  • そもそもボランティア経験もない自分が参加しても、たいして役に立たないのでは?
    人見知りだから、知らない人たちとうまくコミュニケーションをとる自信があまりない。孤立してしまうのでは?
  • 生活保護の申請にも興味はあるけれど、これってもし自分がヘマやらかして生活保護が受給できないなんてことになったら、ごめんなさいで済む話じゃないのでは?

などなど…などなど…。
ふとんPから返信されてきたメールの中に、もやい代表理事であり、ふとんPの呼びかけ人でもある大西連さんのメールアドレスが書いてあったので、質問を送ってみました。

自分「全くの初心者なのですが、大丈夫でしょうか?」
大西連さん「大丈夫です―。」

これで言質がとれました。もしなにかヘマをやらかして問題が発生したとしても、人見知りかつボランティア初心者である自分を受け入れた大西さんの責任です。メールにちゃんと履歴が残っています。これで心置きなく安心してボランティア活動に参加できるというものです。
(因みに大西さんには、以前エキタスで街宣を企画した際にスピーチをして頂いた事があります。その時の様子はこちら: https://m.youtube.com/watch?v=p2EgOgXxGgo
しかし世間はお正月。1/2までは世間の習慣に合わせて実家に帰省し、親戚の子どもの相手をしながら正月を過ごしました。そしていよいよ1/3、意を決して指定された集合場所に向かうことになったのでした。

当日の様子

当日集合場所につくと、すでにボランティアの人たちがたくさん集まっています。性別や年齢はさまざま。クラウド型の社会運動で見かけた人たちも幾人かいて、少し気分が楽になりました。他のエキタスのメンバーも一名参加。後で知ったのですが、自分のようなずぶの素人ばかりではなく、NPOスタッフやソーシャルワーカー、医師や看護士など専門的な知識と経験をもった人たちが多数参加されているのでした。ふとんP自体は12/28からはじまっていて、すでに何度か活動されている方々もいらっしゃいます。自分は初めてだったので、まずは初参加者向けの簡単なガイダンスを受けました。だいたいこんな感じの内容です。

    • 性別や年齢に関係なく、えり好みせず仕事をこなすようにしましょう。→まあ、当然ですよね。
    • もしボランティア参加者の間での連絡先などの交換を避けたい場合は、はっきりそういって構いません。もちろん交換したい人は自由です。→親密な関係を求める人もいれば、程よい距離感を保ちたい人もいる。大事なのはしっかりと気持ちよくボランティア活動を行うことですから、これも当然ですよね。
    • 支援を受けている人たちに、むやみに個人の連絡先などを伝えるのは控えたほうがよい。親切心から伝えたとしても、それできちんと対応できなければ団体としての信用を棄損することにもつながる。だから窓口は公式なものを使っていただいたほうがよい。→これも距離感の問題ですね。例えば自分の仕事中に電話がかかってきたとしても、自分だと対応はできません。なるほどメリハリは大切なんだなと思いました。
    • 活動の内容や支援を受けている人に関するSNSの発信は控える。発信したい場合は、内容に問題がないかどうか、スタッフに確認をとる。→これが一番クラウド型社会運動とは異なる点です。デモや抗議なんかでは、参加者が思い思いにSNSで発信するのがトレンドですが、こういった活動の場合は、それをやると支援を受けている人のプライバシーを侵害してしまう可能性が高いわけです。クラウド型のときと同じようなノリで発信することは控えなければなりません。重要なポイントですね。(この体験記は、事前にもやいのスタッフの方に内容をチェックして頂きました。)

初心者向けガイダンスの後は、全体ミーティングです。この日のタスクは、支援を受けている方々を訪問して、話し合いの中で今後の方針を決めるというものでした。ふとんPの支援を受けている方は全部で25名。それぞれの方々の状況を大西さんが説明していきます。支援を受けている方々の置かれている状況、性別、年齢は本当にさまざまなのですが、もやいのHPでは、相談者が貧困に陥った理由を大きく三つに分類して説明しています。http://www.npomoyai.or.jp/20161229/2480

「A群は、高齢で病気を抱えている方。高血圧や糖尿病などの持病を抱えている方や、日常生活に支障のあるような症状の方もみられました。長く路上生活にとどまっていたり、生活保護を利用していたことはあるが劣悪な施設に滞在することが難しく、各地を転々としていたり、日雇労働などをしてきて高齢により仕事をすることができなくなってしまった方などが該当します。
B群は、主に中高年層にあたる人たち。この方たちは、多くは日雇い労働などで生計を立てていたが、年末年始に仕事が一時的になくなったり、体調を崩して急に生活に困ってしまった人たちです。実際に相談者のなかの27.9%は、年末に入るまでに日雇で何らかの仕事をしていた人たちでした。日雇の労働は不安定な労働であるだけではなく、住み込みであったりと、仕事と同時に住まいを失ってしまうことが多く、年末年始の休業にあわせて路頭に迷ってしまっていました。
C群は、若年層の人たちです。この方たちは、知的障がいや精神障がいを抱えている人が多く、実家にいたものの家族との関係が悪化して路上生活にいたってしまったり、精神科への入院や退院を繰り返すなかで帰る場所を失ってしまったりしている人たちです。彼ら・彼女らの多くは実際に障害手帳などを取得していたりと、一時は何らかの公的なサービスや福祉的なサポートを受けていたことがあるものの、家族との関係の悪化などの要因により、つながっていた公的支援が断絶してしまったり、望まぬ形での家族の援助から排斥されてしまったりして、住まいを失ってしまった人が多くみられました。
A~C群のすべてに言えることとしては、総じて体調が悪い方が多く、3人に1人が何らかの精神疾患をわずらい、4人に1人が知的障害の手帳を所持しており、身体的な症状をもってる方も3人に1人。そして、複数の症状、障害を持っている方が全体の24%を占めていることも明らかになり、このことからも、重篤な病気や障がいを持っている方が、結果的に路上生活にいたってしまっている実態が明らかになりました。」
説明の後、訪問のためのグループ分けが行われます。大西さんがコーディネーターとして、全ボランティア参加者を小グループに分けます。そして、その小グループごとに支援を受けている方を訪問するのです。その際、ボランティア経験があってある程度仕事が任せられる人と、自分のような初心者がよいバランスで組み合わされてチーム作りが行われます。このようにして、初心者でも安心してタスクに参加できる仕組みが作られているのです。自分は社会福祉士の資格をもつ、ボランティア経験が豊富なMさんと一緒に行動することになりました。大西さんの初心者でも「大丈夫ですー」というお返事には、こういう理由があったのですね。ただ安請け合いしているわけではないのです。

自分のチームで担当することになったAさんは、30歳の若い男性。ニュースなどでは耳にすることはあっても、やはりその年齢の若さに驚かされます。自分より年下の男性がホームレス状態になってしまうのか、と…。年末に契約社員の仕事を切られ寮を出ていかねばならなくなり、頼る知人のあてもないことから、ふとんPへ相談したとのことです。情報共有と引継ぎを行い、タスクの役割分担を決めます。MさんがAさんとの対話を担当し、体調などに変わりがないかどうかなどを聞き取りし、今後の方針を決めます。自分は対話の内容をメモ書きし、報告書を作成することが役割です。これらのことを決め、早速Mさんと一緒にシェルターに向かいました。途中で医師のYさんも合流し、Aさんの体調を診てもらうことになりました。

プライバシーにかかわることですので、対話の内容など詳しいことは書きませんが、Aさんはいわゆるホームレスのステレオタイプ的なルックスの方ではぜんぜんありません。ごく普通の若者といった風貌で、もし週末に街でみかけたとしたら、これからどこかに遊びにいくんだろうな、とでも思ったことでしょう。スマホも持っていますし、持っていた財布もいまどきのデザインのものです。しかし彼は、現実に年末に契約社員としての契約を切られて、寮を追い出されています。そのようなことをする企業はもちろん彼を雇用保険に加入させておらず、当然賃金も低く、なんの保障もなく僅かばかりの手持ちのお金とともに、Aさんはほとんど着の身着のままで年末の寒空に放り出されてしまったのです。昨今の雇用の劣化の弊害がそのまま彼の身に降りかかってきたといえる状況です。その上、彼は奨学金を返済しなければなりません。このままいけば相対的貧困どころか、絶対的貧困に陥ることは目に見えています。しかしそうしたことは、ぱっと見ただけでは分からない。スマホも持ってるし、服装も普通。特に困っているようには見えない。相対的貧困への社会の無理解というのは、こういうところにも原因の一部があるのだろうとか感じました。こうした貧困に対する誤った認識は、早急にアップデートしていかなければなりません。それから、スマホは贅沢品どころか重要なライフラインであるということを改めて思い知らされました。彼はふとんPのことをネットで知って相談をしてきたそうです。もしもスマホがなかったら、このプロジェクトに繋がることができず、年末年始はずっと路上で過ごすということになっていたかもしれません。まさにスマホがギリギリのところで命綱の役割を果たしたのでした。
話し合いの結果、まず生活保護の申請を行い、受給が開始されて住居が決まるまでは、一時受入れ施設に身を寄せるという方針が決まりました。生活保護申請はもやいのページにも書いてあるように、権利であり、誰でも行使ができるものです。

「生活に困ったときは、誰でも・いつでも・どこに住んでいても、過去のことや生活に困った理由に関係なく、自由に申請できます。」
http://www.npomoyai.or.jp/seikatsuhogo

受給が始まれば、家賃を払うことができるようになるため、自分で暮らすためのアパートなどの住居を探すことができるようになります。そして住所が決まれば、定職を探すことが比較的やり易くなります。Aさんは特に深刻な健康状態の不安を抱えているわけではないので、すんなりとこの方針をとることに決まりました。ということで、無事に報告書を書き上げてその日のタスクは完了。その後はボランティア参加者でご飯をつくって食べるという催しがあったので、せっかくだから参加してみることにしました。もちろん希望者だけで、へんな同調圧力みたいなものは全然なし。用事がある人や関心のない人はそそくさと帰っていきます。参加者は部屋を片付け組と料理組に分かれて準備し、おいしいつみれ汁をいただきながら楽しい時間を過ごしました。翌日は役所が開庁になるため、Aさんは生活保護の申請にいくことになります。同行してみたい気持ちはあるものの、自分は申請に必要な知識も経験もゼロ。どうしたものかと大西さんやボランティアの皆さんに聞いてみたところ、返ってきた答えは
「頭数になってくれるだけでそれは力になる」
というものでした。どこかで聞いたことある台詞ですよね、これ。そう、デモや
抗議のようなクラウド型の社会運動への参加を呼びかける際によく言われる台詞と、全く同じなのです。申請をさせないための水際作戦などというものが横行していると聞きますから(水際作戦の説明は、リンク先の下段にあります:http://www.npomoyai.or.jp/seikatsuhogo)、やはり生活保護申請者は心細いでしょうし、申請の同行にはそれを励ます効果があります。また、申請に同行する人の数が多いほうが、役所に対しても正しい対応をしなさいよというプレッシャーにもなります。もちろん、経験豊富できちんとした知識をもった人も同行します。この言葉を聞いて、自分は翌日のAさんの生活保護申請に同行してみることにしました。クラウド型の社会運動を通じて、知識や経験が乏しくとも、行動することでちゃんと果たすことができる役割があり、受け皿があり、そして行動することでさまざまなことを学ぶことができる、ということを自分は経験してきたのですが、それはグラスルーツ型の社会運動においても同じことだったのです。そのことが理解できるとすっと気分が楽になりましたし、自分の中でどこか不確かだった、こういった活動に参加する意義をはっきりと認識できるようになりました。どこかで聞いたことがある、知らない誰かの深刻なニュースとしてではなく、実感のある体験として。幸い翌日はまだ自分の仕事は冬休みです。早めの集合時間に遅刻しないようにしないと!と思いながら、その日は家路についたのでした。

申請同行

そして翌1/4の朝は、Mさんと一緒に再びAさんの滞在しているシェルターに行き、Aさんが生活保護申請のために必要な書類を記入するお手伝い。何種類か役所に提出しないといけない書類があるのですが、一番驚いたのは生活保護申請書という決まったフォームがないということ。そのため、ふとんPでは独自にフォームを作成しており、それに記入したものを申請に使っているのでした。その他、身分証明書や資産状況を示すものなども必要になります。この記入された書類をもとに役所である福祉事務所の人とお話しすることになるわけですから、準備は万全にしておいたほうがよいのです。不明確な点は本人との対話の中で確認していきます。さすがにMさんは経験豊富なボランティアなので、Aさんとのコミュニケーションもスムーズ。自分は横でふんふんと相槌を打っているだけ。もし自分が生活保護を申請しないといけない事態に陥ったら、もやいのスタッフに相談してみようかなと思いましたね。
準備が整い、さあ!いよいよ役所へ申請に向かいます。途中、Aさんに預貯金がないことを示すために、銀行に立ち寄り通帳に記帳していきます。これも窓口で提示を求められることがあるからです。それからごとごと電車に揺られて役所の最寄り駅まで。駅からは歩いて役所に到着しました。そして福祉事務所の窓口に生活保護を申請したい旨を告げます。すると、詳細を話し合うために別室に通されました。やり取りは本人であるAさんと経験豊富なMさんにお任せではあるものの、やはり緊張します。
幸い役所の担当の方の対応は、親切で丁寧なものでした。必要事項を確認し、お話しは約1時間ほどで終了。無事に生活保護の申請ができました。Mさんによると、もっともっと長くかかるケースもあるそうです。兎にも角にもスムーズに事が運びほっと一息…。その後は役所のケースワーカーと今後の簡単な打ち合わせを行い、それが終わったあとは、Aさんの住居が決まるまでの間の一時受け入れ施設のスタッフの方が迎えにいらしていたので、皆で施設に向かいました。ケースワーカーの方は、後日またAさんと懇談し、定期的に連絡をとることになります。

ボランティア活動の中で感銘を受けたこと

2日間のボランティア活動を通して最も感銘を受けたことは、各団体の横の繋がりと連携の上手さでした。ひとつの団体で最初から最後までケアをすることは、人手の面でも、時間の面でも、お金の面でも不可能です。次々と新たな人たちが支援を求めてきます。しかし、各団体の横の繋がりと連携が、それを可能にしています。ふとんPの場合だと、プロジェクト外の団体からの受け入れ要請があります。他の団体からこの人を受け入れてくれないか?と打診されるわけです。今年のふとんPでも、何人かそういう方がいらっしゃったそうです。また、一時受け入れ施設に空きがあるかどうかも、事前に確認しておく必要があります。普段から交流があり、お互いの信頼関係がなければこうした事は成り立たないでしょう。それから、ふとんPがカバーできる範囲は、生活保護申請と一時受け入れ施設との接続までです。もちろんその先もケアは必要です。しかしながら、つきっきりでその人のケアにあたることはできません。ですから信頼できる無料・低額医療診療所(無料・定額診療所とは:https://www.min-iren.gr.jp/?p=20135)を紹介したりします。これもここなら大丈夫!という信頼関係がないと出来ないことでしょう。もやいの場合は、何かあったらこちらに連絡してくださいと、もやいの相談窓口の番号を渡したりもしています。こういう態勢を作ることで、総合的なケアを提供できるようにしているのです。

しかしながら、それでもケアの途中で姿を消してしまったり、自立したと思っていたらまた路上に逆戻りしていた、というようなケースも珍しくはないそうです。生活保護制度の重要性はもちろんのこと、やはりこうした状況に陥るのを防ぐための社会保障制度の充実というのは、本人の安定した生活のためにも、また、社会的なコストという面においても、非常に重要なことなのだということを改めて感じました。
取り敢えず自分の体験記はここまで。文中によくでてくる「もやい」ですが、正式名称は「認定NPO法人・自立生活サポートセンター もやい」といい、ふとんPが終わった後もホームレス支援を中心とした様々な活動を行なっており、ボランティアを募集しています。もし関心のある方は是非お問い合わせしてみてくださいね。
以下、大西さんからのメッセージです。それではまた。
AEQUITAS ミヤナベ

大西連からのメッセージ

大西連です。もやい理事長&ふとんP呼びかけ人です。
今回、エキタスのミヤナベさん、藤井さんがふとんPに参加してくれました。ふとんPの活動も、もやいの活動も、それから、各地の炊き出しなどのホームレス支援や生活困窮者支援の活動も、多くのボランティアメンバーによって支えられています。
ボランティアと言っても役割はさまざま。相談業務のような専門的なものから、にんじん切ったり、書類整理したりとか、いろいろな分担があります。なので、どこも基本的に初めての人でも大歓迎。
いわゆる現場での支援活動も、誰でも参加できる場所が多いと思います。実際に僕自身もこういった活動に参加するまで、制度のこととか支援のこととか何も知らなかったですし、ボランティアとして関わるなかで学んだことも多かったです。ぜひ、一度、足を運んでみてください!!
大西連