2016年冬に〈もやい〉では、おもやい通信を送らせていただいているみなさまを対象にアンケートを実施し、これまでに35都道府県の446人の方にご回答いただきました(回収率11.3%)。以下、アンケートの集計結果についてご紹介したいと思います。

基本属性

まず、回答いただいた方々の基本属性について。446人中「女性」と「男性」がそれぞれ198人と191人で大きな差はなく、「その他」及び「不明・無回答」が合わせて54人でした(表1)。年齢では、「60代」が124人、「50代」104人で最多でした(表2)。また、回答くださった方のうち「寄付者」が267人、「連帯保証人・緊急連絡先を依頼している」が115人、「ボランティア」の方が21人でした(表3)。

【表1】アンケート回答者の年齢

【表2】アンケート回答者の性別

【表3】アンケート回答者と〈もやい〉との関係

〈もやい〉とのかかわりについて

アンケートに回答くださった方の中で〈もやい〉の会員になったのが「2011年以前」という方が155人、「2012年以降」が199人、そのうち「2014年以降」が72人となっています。〈もやい〉のことを知ったきっかけは多い方から「テレビ・新聞」(185人)、「関係団体等」(65人)、「友人・知人」(60人)となっています。したがって、アンケートに答えてくださった方に関して言えば、〈もやい〉を知る上でマスメディアに加え、人・団体の横のつながりが一定程度の重要性を持っていると言えると思います。
回答いただいた方の中で〈もやい〉の活動への直接の関わりがない方が多数を占め(353人)、かかわりのある方は「サロン等への参加」が50人、「ボランティア」が25人となっています。活動参加へのハードルについて、「地理的距離」、「仕事や介護等で時間がない」、「身体的・精神的不調」といった理由が挙げられていました。
また、「敷居が高い、知識経験不足」といった理由から活動への参加を躊躇っている方もいらっしゃいました。

このことは、〈もやい〉として、より参加いただきやすい雰囲気・場を作っていく必要があることを示していると思います。

〈もやい〉のイメージ/〈もやい〉への要望

多くの方が〈もやい〉の良いところとして「専門家が多くいる」、「親身になって対応してくれる」といった点を挙げてくださいました。また、他にも「上から目線で
はない」、「公平に接してくれる」などの評価をしてくださる方もいらっしゃいました。
〈もやい〉の今後については、今の活動の継続を望む方が90人ほどいました。一方で、広報や政策提言に力を入れてほしい、新しい事業をしてほしいという声もあり、就労や(連帯保証人等に加えた)不動産関係の事業をしてほしいという方が、それぞれ60人、39人いらっしゃいました。他には、女性、子ども、外国籍の方の貧困についての活動をしてほしいという声がありました。

〈もやい〉として、これらの活動の全てに手を広げることは残念ながら困難ですが、現在入居支援のスタッフを中心に不動産事業の立ち上げに向けて動き始めています。
また、政策提言を含む広報・啓発事業についても、引き続き効果的な活動ができるよう努めてまいります。

〈もやい〉の情報入手経路について

アンケートに答えてくださった方がたが〈もやい〉の情報を入手する手段として「おもやい通信」を挙げている方が405人と非常に多く、ホームページについては84人の方がたが情報の入手経路として利用されていました。

また、おもやい通信の形式については、「紙形式」がよいという方が266人、「デジタル形式」がよいという方が110人となっており、紙形式がよいという方が多い一方で、4人に1人の方がデジタル形式にしたほうがよいと考えていることがわかりました。

おわりに

この度のアンケート結果について、スタッフ全員で目を通しており、今後の活動の参考とさせていただいております。できるところから一歩ずつ進めていきたいと考えておりますので、今後とも〈もやい〉をよろしくお願いします。(結城翼)

年末年始の寄附のお願い

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