アフターフォローの再開

〈もやい〉の生活相談・支援事業では以前、申請して一定期間たった方に電話をかけるなどしていましたが、2月以降はこのようなかたちでのアフターフォローを休止していました。そして、3月から違うかたちでの関わり方についてボランティアのみなさんと議論を重ね、5月から〈もやい〉に相談に来て生活保護等の申請を行った方に対するアフターフォローを開始しました。

現在、生活保護等の申請を行った方には〈もやい〉の連絡カード、サロンのお試し券(ランチ1回無
料)をお渡ししています。(冒頭写真)

また、相談者の方の承諾を受けた上で、1~2週間をめどにこちらから電話をするか、テレフォンカードをお渡しして電話をかけていただくようにしています。

このようなかたちをとった背景には、生活保護等の申請をした直後にケースワーカーから不当な扱
いを受けたり、無料定額宿泊所などで嫌な経験をして失踪したケースがあとからわかったりしたことなどがあります。このような時に「つながる」先の選択肢のひとつとして〈もやい〉がなれるよう、合意の取れた方に電話をかけることになりました。

今後のアフターフォローのありかた

アフターフォローをはじめてから2か月半ほどがたち、これまで約30人ほどの方と連絡を取ってきました。多くの場合はとくに大きな問題がなく、様子を確認するにとどまっていますが、なかには〈もやい〉として対応する
ケースもありました。今後もアフターフォローは継続していきたいと考えています。

今後アフターフォローを続けるにあたっては、相談に来られた方に「いつでも〈もやい〉に相談してもいいんだ」と思ってもらえるようにしたいという考え方がある一方で、こちらから電話をかけたりすることがかえって相談者の方の負担になってしまわないように配慮していく必要があるとも考えています。

試行錯誤をしながらになると思いますが、ボランティアのみなさんと一緒に、〈もやい〉の生活相談をよりよいものに変えていけたらと思います。

年末年始の寄附のお願い

生活にお困りになり〈もやい〉ご相談にこられる方々。その中でも、現在お仕事をされているにも関わらず困窮される方も増え続けています。 年末に向けて相談活動を続け、貧困問題に立ち向かう〈もやい〉を、寄附という形で応援していただけませんか?

ABOUTこの記事をかいた人

結城翼

1993年神奈川生まれ。東京学芸大学で社会学を学んだ後、イギリスのバーミンガム大学国際開発学部修士課程を修了。専門は都市再開発とジェントリフィケーション。大学生の時から東京都山谷地区及び渋谷区で野宿者支援運動に関わる。現在は認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやいで生活相談・支援コーディネーターとして勤務。