相談に来られる方があたたかい年越しを迎えるためのご支援をお願いします

私たち〈もやい〉には毎週15~20名ほどの方が生活のご相談に、10名以上の方が入居支援(保証人や緊急連絡先引き受けなど)の相談に訪れます。
困窮の度合いが極めて高く、その日のうちに生活保護の申請をする方もいれば、生活保護制度を利用しているなかで直面したトラブルについてご相談される方もいます。
このように生活相談をはじめ、保証人の引き受け、多様な居場所をつくるなどして、困窮されている方に対して社会の中でさまざまな #あたらしい結び目 を作っている〈もやい〉。
年末年始を控え、相談活動を続ける〈もやい〉に、どうか皆さまのあたたかなご支援をお願い申し上げます。

〈もやい〉へはどんな人が相談に? Wさんのこと

生活のご相談に訪れた方々のおひとりに、Wさんがいます。

Wさん「(〈もやい〉を知った経緯は)インターネットで「生活保護」で検索していて、〈もやい〉のホームページがでてきました。元々生活保護については少し調べていろいろ知識があって……水際作戦ってあるじゃないですか。
それで、〈もやい〉のホームページを見たときに[生活保護の申請の]同行をしてくれるって書いてあって。やっぱり第三者がいてくれた方がいいかなと思って」

Wさんは都内にお住まいの男性で、生活保護の申請をしたいとご相談にいらっしゃいました。実際に〈もやい〉のボランティアの同行のもと、福祉事務所で申請し現在は生活保護を利用しています。
Wさんは生活保護の水際作戦について見聞きしていたために、誰か「第三者」に同行してもらいたいと思い、〈もやい〉に相談にいらっしゃいました。

〈もやい〉の生活相談の様子(Wさんとは無関係です)

〈もやい〉ボランティアが同行して行ったところ、実際には水際作戦と思われるような対応はなく生活保護を利用できるようになりました。
病院に行った時も、Wさんは医者から励ましの言葉をかけてもらったそうですが、一方で利用できる制度があって良かったという思いと、「罪悪感」の両方を感じていると語っています。

Wさん「やっぱり罪悪感はありますね。医療券もらって病院行ったときに、普通なら診察券を返してもらうと同時に代金を支払うわけじゃないですか。それを診察券だけもらってお金払わないで帰るっていうときにそういうのを少し感じます」

「一方で、私、前科があって、そうすると仕事を見つけるのがすごく大変なんですよね。そういう時にも生活ができるように生活保護があるっていうのはありがたいなと思っています。罪悪感みたいなのと、こういう制度があって良かったなっていう気持ちのバランスはたぶん今後変わっていくんじゃないかと思いますが、今はまだ罪悪感のほうが強い感じですね」

Wさんは「前科」があるために仕事をなかなか見つけることができず、生活保護の利用に至ったという経緯をお持ちでした。もし〈もやい〉が同行に行っていなかったら「お前は前科者だろう。なのに税金で生活するなんて」と言われていたかもしれないともWさんは語っており、「水際作戦」に遭うのではないかという不安もこのような経験ゆえのものであったと思われます。

どうか〈もやい〉の活動を支えてください!

Wさんは無事生活保護の利用に至り、現在は腰の治療をしつつ、将来的には仕事に就きたいと考えていらっしゃいます。
〈もやい〉にはほかにもひとり親家庭で働いていてはいるものの生活が苦しかったり、病気やけがのために仕事ができず困窮している方、DVや虐待があって逃れてきた方など、さまざまな方がいらっしゃいます。
とくに近年では女性の相談者や30代以下の若年層の相談が3割を超えており、従来よりも相談にいらっしゃる方が多様化し、同時に相談の内容も複雑さを増しています。

毎週火曜相談日には「まかない」として、ご相談にこられた方へ食事を出しています。(画像はイメージ)

年末年始は役所も閉まり、仕事も減るため、多様な背景を抱え、ぎりぎりの生活をしている方にとってはさらに苦しい時期となります。Wさんのように、さまざまな理由から生活のこと、生活保護を利用することに不安を感じていらっしゃる方も多くいると思われます。

私たち〈もやい〉では、こうした方々に対して、少しでも安心して生活できるようなお手伝いをしています。どうかこの活動に皆さまからご支援いただけますよう、お願い申し上げます。

もやいへのご支援のお願い

生活にお困りになり〈もやい〉ご相談にこられる方々。その中でも、現在お仕事をされているにも関わらず困窮される方も増え続けています。 貧困問題に立ち向かう〈もやい〉を、寄附という形で応援していただけませんか?