9月14日(土)、15日(日)の2日間にわたって、貧困問題基礎講座2019を開催しました。
この講座は、貧困問題に関する基本的な知識を学ぶ講座ですが、
今年は、基礎知識の部分を全体的に網羅しつつも、とくに「家族」と「暴力」を
キーワードにした内容を盛り込んだところが、例年とは異なる特徴です。

貧困とは何かについて話す大西

 当日は、約30名の方がご参加くださいました。
福祉関係者、NPOなどの支援団体職員、社会福祉士、学生など、
さまざまなフィールドでご活躍中の方々に多数ご参加いただきました。
 今年は、外部からも素晴らしい講師をお招きしました。

まず、弁護士の山下敏雅さん。
山下さんは、子どもの事件をはじめ、過労死・過労自殺・労災事件、
セクシュアルマイノリティ支援など、様々な分野に取り組んでいらっしゃる弁護士さんです。
山下さんからは、「子どもの貧困と法的支援」というテーマでお話しいただきました。

子どもへの法的支援についての講義

 それから、和久井みちるさん。和久井さんはかつてDV被害にて離婚後、
生活保護の利用を経験し、現在は相談支援の現場に携わっていらっしゃいます。
和久井さんからは、「DV被害と生活保護」というテーマでお話しいただきました。

 そして、現役の生活保護ケースワーカーである横田敏さん。
横田さんはケースワーカーという立場で依存症の回復支援に熱心にかかわっていらっしゃいます。
当日は、横田さんのご紹介で、いずれも依存症回復当事者である青木知明さん(川崎マック)、
ロクさん(GAメンバー)、小宮勤さん(渋谷ダルク)のお三方にもお越しいただき、
依存症になるまでの経緯や回復までの道のり、支援者に求めることなどをお話しいただきました。

 グループワークでは、家族が担うべき役割とされがちな事柄について、
本当にそうなのかどうか参加者同士で意見を出し合ったり、
自己責任論的な意見を言う人に対してどのように応じるか(反論するか)というお題で議論を深めたりしました。
 終了後のアンケートでは、当事者からのお話しが印象に残ったという声や、
グループワークで考えが深まったという声を多くいただきました。
 来年度も貧困問題講座は開催します。次回はどんな特徴のある講座にするか、
企画する私もワクワクしながら今から思案しています。(加藤)

これって親の役割? を考える

グループで意見交換

 なお、講座当日の様子については、以下からもお読みいただけます。
https://www.npomoyai.or.jp/2019 0918/5965

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