レポート

青森の地から

10月30日(日)13時~16時に青森県男女共同参画センター アピオあおもり大研修室1会議室(青森市中央3丁目17−1)にて、『貧困問題を「学ぶ・伝える」レクチャーセミナー@青森』を開催しました。

〈もやい〉のこの「レクチャーセミナー」は、9月の茨城県日立市、10月の愛媛県松山市での開催に続き、第3回目。青森ではRC-NET(レイプクライシス・ネットワーク)との共催でおこないました。会場は青森県の男女共同参画センターで、備品等についても協力をしていただけました。

「レクチャーセミナー」の参加者は約20人。青森市のみならず近隣の市からも、また、青森県内だけでなく、秋田県から参加された方もいらしたほか、支援業務に携わる方や行政職員の方、学生など、さまざまなバックグラウンドを持つ方が参加されました。

地方におけるセクシャルマイノリティ支援

〈もやい〉からは、大西が「日本の貧困」をテーマに講演をし、現地の青森市で活動をおこなっているRC-NETの岡田さん、宇佐美さんからは、セクシャルマイノリティの人の実態や支援について、暴力を受けている人たちの現状について、青森での活動についてのお話がありました。
ワークショップでは、家族の在り方、行政の支援の在り方、税金の使い方、などをテーマに参加者同士でグループを作り、議論しました。

RC-NETのお2人は、もともと東京で性暴力の問題やDV等の問題、セクシャルマイノリティの人の支援をされていて、その後、青森に移住し、現地で支援活動や発信・提言活動を続けています。マイノリティの人や課題を抱えている人が、より孤立し、困窮している実態からは、地方での支援の現状や課題、なかなか認知されづらいテーマに取り組むことの難しさ、地域で活動を拡げていくことの重要性をあらためて実感させられました。

多くの人と繋がることで改めて問題提起する

青森県の最低賃金は716円。フルタイムで働いても12万円に届きません。手取りでいうと、10万円を切ってしまう可能性もあります。また、高齢化率も高く、若者が仕事をなかなか見つけづらいとも聞きました。地方での低所得の人の状況や、彼ら・彼女らを取り巻く経済状況、社会状況の厳しさと、支援の枠組みの脆弱さ、そして、社会のなかで取り残されている人たちへのまなざしの冷たさ、など、多くの課題をもらったような気がしています。

〈もやい〉の「レクチャーセミナー」はまだまだ始まったばかりですが、地域の支援団体はじめ、多くの人とつながることで、日本の貧困についてあらためて考えていくことができればと思っております。
青森のみなさま、参加されたみなさま、そして、RC-NETのお2人、ありがとうございました!(大西連)

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