レポート

こうちネットホップとの共催

10月21日(土)13時~16時半に高知県立大学永国寺キャンパス教育研究等A110教室(高知市永国寺町2番22号)にて『貧困問題を「学ぶ・伝える」レクチャーセミナー@高知』を開催しました。昨年度から始まった〈もやい〉のこのレクチャーセミナーも今回で8回目となりました。高知では地元でのホームレス状態にいる方の支援をしてきたこうちネットホップさんのご協力と高知県社会福祉協議会、高知市社会福祉協議会のご後援を得て開催することができました。

学生などの若年層の参加

今回の「レクチャーセミナー」の参加者は約40人。高知県立大学を会場としてご用意いただき、またこうちネットホップのみなさまの広報活動のおかげもあり、これまでの「レクチャーセミナー」のなかでも大学生や高校生の方々にも多く参加いただくことができました。

〈もやい〉からは、大西が「日本の貧困」をテーマに講演をし、こうちネットホップからは高知県内での貧困の状況及び支援の実績についてより焦点を当てたご報告がありました。また、「大学の無償化の是非」をテーマにワークショップを行い、参加されている学生の方々から実際に学生たちがどのような状況に置かれているのかについてお話をしていただくこともできました。さまざまな世代の方が参加されていましたが、「自分が学生のときと事情が違うのを直接しることができた」といったお声もいただきました。

地域での連携のあり方

高知県では国の調査によれば狭義のホームレス状態にいる方の人数はとても少ないとされていますが、実際に活動をされている方々のお話からは、ホームレス状態の方は依然としており、また広い意味でのホームレス状態あるいは生活困窮の状態にいる方々が多くいらっしゃることをうかがいしることができました。高知では医療に関する支援活動をしている団体に加え、社会福祉協議会との間での連携をとりながら活動を展開しているとのことで、〈もやい〉とはまた違った支援の連携体制が構築されていることを教えていただきました。地域の社会資源とどのように関係を取り結んでいくのか、その帰結は何か、〈もやい〉がこれまで取り組んできた活動の特徴の長短に改めて気づかされる機会となりました。

3年、18回計画の「レクチャーセミナー」もそろそろ折り返し地点に近づいてきました。今後ともさらに充実したセミナーを実施し、日本各地の人々とつながりを紡ぎつつ、日本の貧困について考える人を一人でも増やしていくことができればと思っております。 高知のみなさま、参加されたみなさま、そしてご協力・ご後援いただいたみなさま、ありがとうございました!(結城翼)