レポート

多彩なバックグランドを持つ方々が参加

12月12日(月)13時~16時に三重県社会福祉協議会3階大会議室(津市桜橋2-131三重県社会福祉会館)にて、『貧困問題を「学ぶ・伝える」レクチャーセミナー@三重』を開催しました。
もやいのこの「レクチャーセミナー」は、9月の茨城県日立市、10月の愛媛県松山市、青森県青森市での開催に続き、第4回目。三重ではNPO法人三重ローカルアクトとの共催でおこないました。会場は三重県の社会福祉協議会で、会場設備、準備、備品等についても協力をしていただきました。

「レクチャーセミナー」の参加者は約70人。津市のみならず三重県内全域からも、また、三重県内だけでなく、愛知県から参加された方もいらっしゃいました。社会福祉協議会などで支援業務に携わる方や行政職員の方、学生など、さまざまなバックグラウンドを持つ方が参加されました。

扶養義務についてグループワーク

もやいからは、大西が「日本の貧困」をテーマに講演をし、現地で活動をおこなっているNPO法人三重ローカルアクトの村田さんからは、三重県内での困っている人の実態や支援についてお話がありました。

ワークショップでは、生活保護の扶養義務について、をテーマに参加者同士でグループを作り、議論しました。

NPO法人三重ローカルアクトは、東日本大震災のあとに起きた台風12号の水害(紀伊半島)の支援活動からスタートし、現在は、ひきこもりの人の支援をはじめ、地域で生活困窮したり、孤立状態にある人の生活支援をおこなっている団体です。また、県社協、各市の市社協とも連携しながら、地域のネットワーク作りをおこなっています。

「普遍」と「地域の実情」を組み合わせた制度を

三重県は北部には四日市や鈴鹿などの工業地帯が広がり、雇用状況ふくめて改善しているとのことでしたが、南部の紀伊半島の山間部などでは、限界集落や高齢化率が40%をこえるような地域も存在するなど、日本社会のさまざまな課題を内包していることを感じました。
また、地域的にも、愛知県(名古屋圏)に近い文化圏の地域と、奈良や大阪に近いような(関西圏)地域とがあるようで、風土だけでなく言葉も少し違いがあるとのことで、同じ県内でもNPO等の支援の受け入れられ方、行政機関と民間団体の連携の在り方、生活困窮者へのまなざしなども差異があることを感じました。
地域の実情に合わせた仕組みと、普遍的な制度、その双方をどのように組み合わせることができたら、よりよい地域づくりができるのか、また大きな課題をもらったような気がいたします。

もやいの「レクチャーセミナー」はまだまだ始まったばかりですが、地域の支援団体はじめ、多くの人とつながることで、日本の貧困についてあらためて考えていくことができればと思っております。
三重のみなさま、参加されたみなさま、そして、三重ローカルアクトのみなさま、ありがとうございました!(大西連)

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