レポート

貧困問題を「学ぶ・伝える」レクチャーセミナー in 山形は、11月16日(木)、山形市にある山形県自治会館にて実施しました。山形県各地域から、また福島県からも、計25名ほどの方がご参加くださいました。

山形では、会場の確保や県内での広報まで、社会福祉法人山形県社会福祉協議会から多大なご協力をいただきました。

参加者の顔ぶれを見ると、山形県内の市区町村社会福祉協議会や、で地域福祉や困窮者支援、東北復興支援などに携わっているNPO法人、社会福祉法人の方々が多くを占め、グループでのディスカッションの中でも、支援現場での話が多く聞かれました。

レクチャーセミナーの様子

もやい理事長・大西連からは、〈もやい〉の活動の説明のほか、データから見る日本の貧困の現状や、とかくマイナスイメージをもって語られがちな生活保護についてお話ししました。また、山形県内の生活保護の利用状況や困窮者自立支援制度の相談実績にも触れ、実際に困っている人が制度につながることの難しさや重要性について考えました。

〈もやい〉のロゴについて説明する大西連

グループワークでは、生活保護費でパチンコをすることについて、自分自身の意見とは関係なく「OK」「NG」の2つの意見に分かれてもらい、それぞれの意見の根拠についてみんなで議論しました。ワークを通じて「自分の考えとは違う立場の意見や気持ちを考えることができた」という感想のほか、「他団体の方と交流できたことがよかった」そいう感想も寄せられました。

グループで、生活保護費をパチンコに使うことについて議論

続いて、山形市内で活動している「ぷらっとほーむ」さんから、その活動について紹介していただきました。ぷらっとほーむは、若者の居場所と学びの場づくりに取り組む団体です。誰でも気軽に集えるフリースペースの運営や、夜間教室での学習支援、子ども食堂など、さまざまな側面から若者を支える活動をしており、ニーズに応じて活動の幅を広げている様子が報告されました。

ぷらっとほーむの活動について説明する樋口氏と亀山氏

最後に、テーブルを移動してもらい、まだ言葉を交わしていない人同士で交流していただく場を設けました。みなさん、熱意をもって活動していらっしゃる方々ばかりだったので、お互いの活動についての話で盛り上がりました。アンケートでは、「初めて会う方とたくさん話せた」「いろいろな立場の方の話が聞けた」などの感想もいただきました。

共催団体である山形県社会福祉協議会の横尾氏よりご挨拶いただきました

山形での開催を終えて

今回の山形開催では、日々悩み葛藤しながら活動する方々が多く参加してくださいました。ワークショップでも交流会でも、活発な意見交換がなされました。当日アンケートの回答では、「今日の講座で得たものを、日々の仕事に生かしたい」「職場で共有したい」との回答を多くいただきました。ここでできたつながりを地域での活動に生かし、貧困問題の解決を目指す取り組みが山形全域に広がっていくことが期待できる、そんな1日になりました。(講座担当:加藤歩)

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