サロン・ド・カフェこもれびでは、毎年秋になると、大船渡の「さんま直送便」を利用して、「復興さんま定食」をお出ししています。
今年で6回目となる「さんまの日」のレポートを「万年青年」さんからお届けします。

少し遅くなりましたが、10月1日(土)、待ちに待った恒例の「さんまの日」を迎えることができました。落語に「目黒のさんま」という有名なお題がありますが、〈もやい〉にも「こもれびのさんま」があるのです。今年は、さんま漁が不漁とのことで実施が危ぶまれましたが、今日、大船渡からピチピチピカピカのさんまが届きました。
サロンでは朝早くから、この日を待ちかねていらっしゃったお客さまが次々とランチを注文されていました。大船渡の漁師さん、ありがとうございました。さすが本場直送のさんまは、脂のりも抜群で、久しぶりにチョッピリ贅沢な気分を味わうことができました。

2011年3月、地震と津波により未曾有の死者・行方不明者を出した東日本大震災。私は地震発生のとき、帰宅途上で、上野駅にいました。遠く離れた上野でさえ、かつて経験したことがない揺れを感じました。
その衝撃の強さはものすごく、一瞬恐怖さえ感じたほどです。結局、その日は3時間余りかけて、道路にあふれんばかりのたくさんの人と一緒に家路を急ぎました。幸い、老朽化で心配された、わが「こもれび荘」は、無事、被害は免れました。
〈もやい〉では、直ちに手分けして、生活相談等で関わっていらしたみなさんに安否確認を行いましたが、これといって大きな被害にあわれた方もなく、ひとまず安心しました。

そしてその秋、復興に向かって、想像のできないほどの厳しい毎日を送られていらっしゃる東北のみなさんに、ささやかながらエールを送ろうと思い、私たちができることを考えました。それがさんまの注文でした。
こうして始まった「さんまの日」、今年で6年目を迎えました。そんなわけで、この日のランチは「さんま&キャベツ・きゅうり・もやしのナムル&おみそ汁」でした。注文が相次ぐなか、焼き方が間にあわず、一時間待ちの状況が続きました。それでも、みなさん文句一つ言うでもなく、ようやく焼きたての旬のさんまが届くと本場の味を楽しんでいらっしゃいました。みなさん満足していただけたでしょうか?
震災から今年で6年。まだまだ復興への闘いは続きそうですが、大船渡さんのみなさん、東北のみなさん、がんばってください。来年も美味しいさんまを待っています。(万年青年)