『週刊東洋経済』2016年7月2日号「忍び寄る健康格差」にコメントが掲載されました

『週刊東洋経済』2016年7月2日号「忍び寄る健康格差」に、もやい理事長・大西連のコメントが掲載されました。

「少し前から具合が悪いな、おかしいなとは感じていた。でも病院に行こうとは考えなかった」。都内に住む30代半ばの男性は、こう打ち明けた。新聞配達アルバイトのこの男性は今春、自宅近くで買い物中に脳梗塞で倒れた。通行人の通報で救急搬送されたが障害が残り、現在はリハビリ中だ。
月収は15万円程度。アパートの家賃と食費で大半が消える。国民健康保険には加入していない。不調を感じるのに病院に行こうとしなかったのは、無保険だったからのようだ。この男性から相談を受けた自立生活サポートセンター・もやいの大西連理事長は、「おかしいと気づいた時点で受診し薬を飲んでいれば、脳梗塞を防げた可能性がある」と話す。
脳梗塞を招く主な危険因子は高血圧や糖尿病、肥満で、食生活と関係が深い。大西氏はこの男性の食生活は不明としながら、相談に来る困窮者の多くは安くて満腹感を得やすい炭水化物を多く取ると語る。
「数年前に“牛丼福祉”という言葉がはやった。デフレの日本ではおカネがなくても、数百円でそこそこおいしい食べ物が買え、飢えずに済むという意味だ。だがこの福祉なるものに頼り続けた結果、体を壊している人もいる」(大西氏)

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