認定NPO法人 自立生活サポートセンター・もやい

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もやいブログ

2016.9.17

政策提言・オピニオン

レクチャーセミナーの第1回目を茨城県日立市にて開催しました!(貧困問題 を「学ぶ・伝える」レクチャーセミナー報告)

貧困問題 を「学ぶ・伝える」レクチャーセミナー
2016年9月10日(土) 茨城県日立市開催報告

初顔合わせ

会場は、海が見える日立駅からすぐの、日立シビックセンター。〈もやい〉のスタッフと、茨城居場所研究会のメンバーは、レクチャー開始の1時間前に会場で落ち合いました。
初対面の方もいましたが、すぐに打ち解け、そしてテキパキと会場設営を済ませて来場者をお迎えします。

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レクチャーセミナーの様子

セミナーには、お申し込みのあった方37名+当日受付8名の計45名が参加されました。
まず、もやい理事長・大西連が、貧困の定義や日本の貧困の現状について、多様なデータをもちいながら解説しました。さらに、子どもの貧困対策を例にとりながら、貧困は「個人の問題」か、「社会の問題」かという問題提起がなされました。

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つづいて、6~7名ずつのグループで、「給食費の無料化」をテーマにディスカッションをしていただきました。ディスカッションは最初から盛り上がり、大西が「はい、やめてください」とアナウンスしても、しばらくは議論がやまないほどでした!
さらに、この社会を貧困のない暮らしやすい社会に変えるために、私たちができることについて、グループ内でそれぞれの考えを共有しました。

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最後に、今回の共催団体である茨城居場所研究会の活動について、理事長の朝日華子氏よりお話ししていただきました。茨城居場所研究会は、思春期から青年期にかけたひきこもりがちな青少年を対象に、居場所づくりやイベント開催をおこなっている団体です。
参加者からは「居場所の団体が、なぜ『貧困』のセミナーを共催しているの?」という質問もいただきましたが、朝日さんがひきこもりがちな人が抱える貧困のリスクについてもご説明くださいました。

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最後は、参加者全員で集合写真の記念撮影。そのあとは、各々ご自身の関心のある参加者と名刺交換・情報交換などをされ、閉場時間まで話に花を咲かせていました。

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茨城での開催を終えて

1年で全国6か所をまわる「貧困問題 を「学ぶ・伝える」レクチャーセミナー」の第1回目が無事終了しました。みなさんが熱心な表情で講義に耳を傾け、グループディスカッションでは大いに盛り上がっているのを見て、そして、アンケートにも「関心がある人への“伝える”方法が少しわかったような気がします」との回答があるのを発見し、手ごたえを感じることができました。

そして一番大きな収穫のひとつは、茨城居場所研究会のメンバーをはじめとする、ふだんお会いすることのない茨城県の方々と、直接顔を合わせて言葉を交わすことができたこと、楽しい時間をともにすることができたことです。
ここでのご縁は今後も大切にして、〈もやい〉の活動や、貧困問題解決のために生かしていきたいと考えています。
(講座担当:加藤歩)

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