コロナ禍に見舞われた2020年

2020年はどんな年だったか?

はやいもので、2020年も終わりに近づいています。
2020年は、新型コロナウイルスの猛威が吹き荒れた年として、
多くの人の記憶に、また、歴史にも残る一年となったことでしょう。

また、これは「過去形」の話ではなく、現在進行形で
感染の新たな「波」に多くの国や地域が襲われています。
もちろん、日本もそれは例外ではありません。
感染の拡大のみならず、経済にも大きなダメージが及んでいます。
2月の「専門家会議」による大型イベントの自粛要請に始まり、
3月に総理が学校の一斉休校を要請し、
4月には東京などを中心に「緊急事態宣言」が発出されました。
多くの方が外出の自粛や感染予防の徹底、新しい生活様式への変化を求められ、
戸惑いつつも、何とか順応してきた、そんな一年であったように思います。

実際に、今、この「おもやい通信」を読んでいるみなさん自身にも、
また、周囲の人にも、さまざまな影響や変化があったのではないでしょうか。
そんななか、特に非正規で働いていた人や、
もともと低所得で何とかしのいでいた人などに、
多くのマイナスの影響がでています。
景気の悪化により失業した、収入が減ったなど、
もともとギリギリのなか何とかやってきた、
というような人々の生活基盤をコロナは直撃しています。

コロナ禍の中での〈もやい〉

私たち〈もやい〉も、4月以降、緊急の相談体制を敷いて、
通常の活動にプラスして、新宿ごはんプラスと連携し、
毎週土曜日に新宿都庁下での食料品配布と相談会を実施しています。
食料品配布の活動では毎回150人以上の方にお弁当や果物、
保存食品などのセットをお渡ししていますが、この人数は例年の2~2.5倍にのぼります。
すでに〈もやい〉は、緊急体制を8カ月以上続けていますが、
相談件数は一向に減っていません。これは、社会全体のなかで、
生活が苦しくなっている人がまだまだたくさんいるということの現れでもあるでしょう。

〈もやい〉も相談支援の事業だけではなく、交流事業の一時停止や、
住まい結び事業のオンライン化(今は一時的に停止)をはじめ、
感染対策を徹底し、事務所のレイアウトを変更したり、
衛生用品を整えたり、備品を買い替えるなどして対応しています。
シェルター事業をスタートしたことを前号のおもやい通信でも報告しましたが、
いま困っている人に必要な支援を届けるべく、全力で取り組んでいます。

すべての人が暖かい年末を迎えられるために

そして、経済の回復に向けた見通しも不透明です。
先が見えないなか、これから、年末年始に向けて、
生活に困窮する方が多くうまれてしまう可能性が指摘されています。
政府の支援施策(住居確保給付金や緊急小口資金等の特例貸付)が延長されるのか、
それ以外の支援策を用意するのかなど、政治の動きも重要な局面となっています。

一人でも多くの方が暖かくして年を越すことができるように、
また、2021年は多くの人の生活基盤が整い、
コロナに負けずに安定した生活を取り戻すことができるように、
私たちもしっかり現場の活動を続けていきたいと思っています。

4月以降、本当に多くの方から、ご寄付をはじめ、
たくさんのあたたかなメッセージをいただいています。
コロナ禍で苦しい状況の方が多く出ている情勢ではありますが、
みなさまから受け取った想いを現場で形にし、
いま困っている方に届けていきたいと考えています。
現場のスタッフ、ボランティアをはじめ、一丸となって、
この難局を乗り切っていきたいと思っています。

引き続き、みなさまからのご支援、ご協力をいただければと思います。
なにとぞ、よろしくお願いいたします。(大西)

もやいへのご支援のお願い

生活にお困りになり〈もやい〉ご相談にこられる方々。その中でも、現在お仕事をされているにも関わらず困窮される方も増え続けています。 貧困問題に立ち向かう〈もやい〉を、寄附という形で応援していただけませんか?