国会に参考人招致されました

1月27日の参議院の予算委員会に、参考人として招致されました。
この日の参議院では、まさにコロナ対策などの第三次補正予算のための集中審議。
菅総理をふくめ全閣僚が参加するもので、NHK総合でも生中継されていました。

(注)テレビ画面をスマホで撮影したもの。大西の前には感染防止のためのアクリル板が置かれているため、アクリル板の手前にいる他の人が映ってしまっています。

予算委員会は、各会派に割り当てられた時間を使って、
国会議員が総理や大臣等に対して、さまざまな施策についての質疑をおこなうものです。
そこに、民間の立場で専門的知見から意見を述べる
「参考人」を呼ぶことができる仕組みがあり、それで招致されました。

意見を述べる、と言いましたが、好きなタイミングで自説を開陳できるわけではなく、
国会議員から質問を受け、予算委員会の委員長の指名のもと初めて発言が許可されます。
それこそ指名されなければ発言の機会もないわけです。

もちろん、ある程度、事前にこの会派の国会議員の質問のなかで、
と通告されているのですが、その議員が割り振られた質問時間のなかの
どのタイミングで発言を求められるかわからないので、待機している時間も長いものでした。

また、この第三次補正の集中審議のための予算委員会に民間の立場で
参考人として招致されたのはコロナ対策の専門家会議の座長である尾身茂さんと
僕だけだったので、招致されること自体がかなり珍しい、名誉なことであったと思います。

招致された経緯としては、1週間ほど前にある国会議員から参考人としての招致の打診があり、
その後、与野党の合意が得られ、実際に招致される運びとなりました。
もちろん、僕が答弁する内容は、生活困窮者支援についての話ではあるのですが、
どのような質問がきても答えられるように準備をしました。
当日、実際に質問に答えた時間は全部で5分ほど、と思いますが、
コロナ禍で生活が苦しい方が増加していること、
〈もやい〉でも相談件数が例年の1.5倍以上となっていることなど、
現場の状況をお伝えしました。
また、どのような政策が求められるか、との質問に対し、
下記のようなことを答弁しました。

◉現金給付について
いま困っている方を支えるため2020年の10万円の定額給付金のように
一律に給付するのはどうか。もしくは低所得者向けに給付する、子育て世帯に給付する、など。
◉生活保護の手前のセーフティネットについて
生活福祉資金特例貸付について、貸付は中長期で当事者の生活を圧迫するので、
返還免除基準を公営住宅入居水準並みに緩和するのはどうか。
住居確保給付金について、最長12か月の利用期間を生活再建までの無期限化してはどうか。
◉生活保護について
生活保護の扶養照会について特例的におこなわない取扱いにできないか、など。

どの提案もすぐさま実現するものではないかもしれません。
しかし、その後、国会での論戦のなかで、
菅総理も生活保護の扶養照会の一部緩和について前向きな発言をするなど、
少しずつですが、変化の兆しも見え始めています。
引き続き、現場の実態と必要な施策の実現を目指して、
政策提言に取り組んでいきたいと思います。(大西)

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