貧困の現状を広く社会に伝えていくために 〜メディア掲載報告〜

東京新聞のウェブニュースの画面。使用されている画像は〈もやい〉撮影の動画から

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、仕事や住まいを失う人が増えていくなか、
貧困問題や生活保護、支援団体の活動へのメディアの注目もかつてないほど高まっています。
〈もやい〉への取材依頼も大幅に増加しています。
実際に記事になって掲載された数についてはすべてを把握しきれないほどになっています。

取材申込状況

2020年3月〜2021年1月の取材申込等の状況をみると、
もやいホームページの取材申込フォームに依頼があったのは約150件、
媒体は新聞・雑誌、テレビやウェブニュースなどさまざま、
国内のみならず海外の媒体からも取材依頼が来ています。
フォーム入力を経ないでの取材も含めると、さらに数十件は多いものと思われます。
同時期に紙媒体やウェブ媒体に掲載された記事は、
把握しているだけで約110件、テレビやラジオへの出演は30回弱でした。

取材受け入れの難しさ

相談会を取材したいという依頼が多いのですが、取材の受け入れにあたり、
ご相談に来られた方に不利益が生じないよう毎回かなり神経を使います。
メディアの方には取材の注意点をまとめたペーパーを事前に配り、
撮影のルール等を守っていただいています。
相談会に食料を受け取りに来られる方たちは、
カメラがあるだけで警戒心を抱かれる方がとても多いです。
メディアの方には改めてそうした事情をご理解いただくようお願いすると同時に、
撮影を承諾した方以外は撮影しませんので、
ご相談に来られる方には安心していただきたいということを、
この場を借りてお伝えしたいと思います。

〈もやい〉が目指すこと

メディアへの露出が増えると、ご相談やお問い合わせ、
ご寄附の件数が目に見えて増えます。
これは、これまで〈もやい〉につながっていなかった人が
新たに〈もやい〉に関心を寄せてくれたということだと思います。
とはいえ私たちの活動も全国に届けられるような規模ではなく、限界があります。
〈もやい〉がこの間メディアを通じて伝えようとしてきたのは、
困ったときに人々の生活を保障するのは国の責任であり、
この社会に暮らすすべての人が誰も取り残されることなく
困窮状態から抜け出すことができる公助のしくみが必要だということです。

〈もやい〉は、メディアを通じた発信で、現場から見える風景や、
制度の問題点・改善点などを伝えていくことで、幅広い層に私たちのメッセージを届け、
社会のしくみを変えていく力にしていきたいと考えています。(加藤)

もやいへのご支援のお願い

生活にお困りになり〈もやい〉ご相談にこられる方々。その中でも、現在お仕事をされているにも関わらず困窮される方も増え続けています。 貧困問題に立ち向かう〈もやい〉を、寄附という形で応援していただけませんか?