こんにちは! 7月1日より〈もやい〉のスタッフになりました、長谷川と申します。
交流事業コーディネーター 兼 経理・事務担当として入職しました。
ひとりは楽しい、けど…
前職ではフリーランスとして働いていました。
取引先の方々と協力しながら仕事を進めるものの、
ひとりで考えたり作業したりする時間が多く、寂しさを感じることもありました。
私はもともと、ひとりの時間はとても好きな部類です。
何でも自分で決められるということをやりがいにも感じました。
しかし、学生時代に演劇を通じて経験した、仲間と議論しながら
より良いものをつくることの楽しさは忘れ難いものがありました。
仕事を通じて何をしたいか?
昔から自分なりに理想の社会像があり、仕事を通じて
そういう社会を作っていくことに貢献できたらいいなと思っていました。
私の目指したい社会は、競争を勝ち残った「強い」者だけが
総取りをするというようなものではなく、
ひとりひとりが自分らしく幸せに生きられる社会です。
一般企業のバックオフィスで働いていたことがあるのですが、
そこでの仕事は社員のそれぞれの働き方をサポートできるような内容で、
自分が仕事としてやりたいことと合っていると感じていました。
その後、フリーランスとして働き、企業や組織などのような繭のない状態で
社会に存在することの不安定さを知ったことから、
そういうひとたちの力になれるような仕事をしたいと考えるようになりました。
もちろん、繭の内側にも様々な困難がありますが、
繭のない状態でいることは、また違った難しさがあると思います。
私と〈もやい〉
とはいえ、医療資格や弁護士資格などもない私に
具体的に何ができるのかと考えていたころ、偶然、〈もやい〉のことを知りました。
私が特に強い課題意識を持っていた貧困問題に取り組む団体であること、
また、仲間とよく議論しながらものごとを進めることを大切にしていることが分かり、
活動に参加したいと思うようになりました。
私はこれまでNPOで働いた経験はなく、社会活動に参加したこともほとんどなかったため、
コンタクトをとることにしばらく逡巡していましたが、
今春のスタッフ募集に思い切って応募したところ、採用となりました。
〈もやい〉に参加するみなさんと
〈もやい〉で働き始めてひと月になりました。
〈もやい〉にはボランティアや寄附者の方、スタッフなど
色々な関わり方で参加するひとびとが集まっていますが、
活動の場でお会いする方々はみなさんとても生き生きとしていて、
分からないことだらけの私にも温かく親切に接してくださり、
学ぶことの多い充実した日々を送っています。
研修として各事業の活動に参加する中で、
「自立」ということの厳しさを感じることがあります。
個として立つことは生きていく上で避けられないことだけれど、
困ったときには安心して助けを求められる社会を作っていきたいなと思います。
〈もやい〉で働き始めて良かったことのひとつは
「社会を作る」ために行動するひとびとを現実に知り、
自分もその一助になれることです。
〈もやい〉に参加するみなさんと、色々なことを話してみたいと思います。
活動の場でお会いした際には、ぜひお声がけください。
みなさん、どうぞよろしくお願いいたします!