グリーンネックレスの活動を無事に終えることができました。ありがとうございました。

2006年9月から13年6ヶ月、たくさんの女性たちと出会い、時間と場を共有してきました。
私ははじめから最後まで、ずっと一参加者でしかなかったとあらためて思います。

場を開いた者でもありますから、対外的には責任もありますし、参加された方たちの感じ方は私とは異なるでしょう。
でも、私は誰かのためにというよりも自分自身にとって必要な場として、グリーンネックレスを続けてきたのです。

いつもは活動の報告ですが(それすらも最近はできずにいました)、
今日は最後の日なので、特別に私の一人語りを許してください。

いままで出会ってきた全ての女性たちへ。

私がグリーンネックレスを開いたころ、私自身もたくさん問題を抱えていて、ボロボロでした。
DVから逃げている最中で、子どもたちとの関係でも悩みがあり、何より自分自身がどうしたいかもわからなかったのです。
仕事や、他人の世話や、お酒や、色々なことに逃げ込んで、自分の問題に向き合わずに時間稼ぎをしていました。

でも、女性だけの居場所 グリーンネックレスを開いたのは、自分に誠実に生きたいと思ったからでした。

私は子どもの頃からその場その場を取り繕って生き抜いてきたので、自分の気持ちも体も関心を向けたことがありません。
与えられた場面で、目の前の相手に対して、その場を何とかやり過ごす、切り抜ける。
そこで見せた感情も、反応も、発する言葉も、おこす行動も、何の一貫性も意味すらなく、反射みたいなものでした。

そんな風に生きてきたので、自分で自分を信用できないのです。
連続した人間関係、他人に信頼してもらうために何を守ればいいのか、向き合ってみたいと思いました。
自分を自分で信頼し、好きになるためにも。
それで開いたグリーンネックレスです。

私は間違いの多い、そして短絡的な人間です。
お会いした方たちはご存じでしょう。
13年の歴史は、皆さんたちの前でずっと挑戦し続け、失敗してきた歴史。
それを見ていただけたことが、それを隠さずずっと見せ続けることができたことが、誇りです。

生きることは、楽じゃないですね。と、いうか、怖いよね。
でも、生きている間は生きないといけないから。

これから小さな失敗をたくさんして、
恥ずかしくて消えたくなったり、苦しくてやけくそになったり、わけがわからなくなって終わらせたくなるかもしれない。
そんな時は、同じようにもがいている私を思い出してください。
失敗は、ちょこちょこしておけば怖くないよ。
その経験はその先の知恵になり、力になるよ。

失敗を恐れずに、少しずつ、自分をがんじがらめにしてきたものから自由になるといい。
私はたくさん失敗してきたけど、これからも失敗を恐れずに生きてみます。
生きづらい社会はなかなか変えられないけれど、
自分の生きづらさは、人生の経験値が少しだけ救ってくれる。

何年か先の未来で、出会ってきた女性たちが今より楽に息ができていますように。
出会ってくれて、ありがとうございました。

山口
2020年3月19日




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ABOUTこの記事をかいた人

グリーンネックレス

東京都近郊に住む女性を対象とした交流場所として、第二木曜日と第三木曜日の月二回、女性たちが自主的にワークショップを企画したり、お昼ご飯作りをして楽しんでいます。